iPadAir3を落としてガラスを割ってしまいました。さらにバックライトも故障しており、ディスプレイを交換すれば改善するのではないかとお考えでしたが、ディプレイ交換しても改善できませんので、基板故障と判断しました。
iPadAir3を落としてガラスを割ってしまいました。さらにバックライトも故障しており、ディスプレイを交換すれば改善するのではないかとお考えでした。
しかし、ディスプレイを交換してもバックライトが点灯せず、画面がうっすらとしか見えない状況です。これは、落下時の衝撃で基板が損傷した可能性が高いです。
まずは基盤上液晶ラインの電圧を確認します。2ヶ所で異常な電圧が見られました。回路図を基に故障箇所を特定したところ、昇圧器がショートしていることが分かりました。
これは、iPadPro10.5やiPadPro9.7にもよく見られる症状です。おそらく構造上の欠点と思います。
バックライトに関連する昇圧器は2個ありますが、見た目だけでは故障が分からないため、両方とも交換しました。周りはコンデンサとかフィルターありますので、きを付けないとダメです。
交換後、再度電圧を検証し、問題がないことを確認した後、新しいディスプレイを装着してテストを行いました。
バックライトは正常に動作し、画面も問題なく表示されました。最後に、圧着時間として1時間をかけて固定し、修理完了です。
※基板修理はデータ復旧目的の修理です。場合による、長持ちしない可能性があります。
今回のお客様は遠方にお住まいのため、郵送での修理依頼でした。当店ではiPadの郵送修理サービスも大変ご好評いただいておりますので、ぜひご利用ください。
修理内容がデータ復旧を目的としたものであったため、今回の基板修理は特に慎重に行いました。修理後は、iPadが新品同様に生まれ変わりましたので、お客様も満足いただける仕上がりになったと思います。
当店では、こうした難易度の高い修理も承っておりますので、お気軽にご相談ください。皆さまのご利用を心よりお待ちしております。