こんにちは、モバイル修理ファンタジー高田馬場店でございます!
今年の7月に就寝中に充電していたスマートフォンが発火して話題になりました。
発火の原因は、傷んだ充電ケーブルを使用して充電をしていた事が主な出火原因でしたね
最近はあまり見なくなりましたが、iPhoneの充電ケーブルでドックコネクタに挿入する端子の部分がプラスチックの様な軟らかい素材で出来ているものが一時期流行っていました。
先端部の損耗と変形が起き易い為、ドックの中に刺さったまま折れてしまったり、織り込まれている端子が変形によって本来接触しない端子と端子を接続してしまってショートして基板がダメになったり、端子自体が曲がったことにより電気の抵抗が出来てしまい充電中に溶けるなんて事例がそこそこ有りました。
あとは、面倒くさがりやの方が充電中のスマートフォンを充電ケーブルを手繰り寄せて近いところに持ってきたりする事でケーブル自体が変形し、トラブルが発生したパターンも有ります。
またACアダプタもずっと同じものを使っているとコイル部分が発熱して外装のプラスチックが溶けて変形したり、火が出ることも有ります。
昨今は、コストカットの影響でスマートフォンを買い替えても充電ケーブルやアダプタが付いてこないことがほとんどです。
機種を変更したタイミングでいままで使っていたものを買い替えるなどご自身でルールを決めて実行すればこの様な事故から身を守る事が出来ると思います。
また、先程ご紹介したように品物自体が安く、作りがあまり良くないものや、製品としてメーカーが使用を推奨している規格に認証されていない製品も使用はあまりおすすめしません。
純正品や認証されている製品と比べるとやはり事故やトラブルの発生率が変わります。
出費は、そこそこ発生すると思いますが、自分に身に危険が降り注ぐ可能性を減らせるなら安いものです!
そして、ここまでの内容に関してはニュースやこういった事に注意喚起をしてくれるブログ等でそこそこ知っている部分がある内容だと思います。
ここからは、本体起因で起きる出火に繋がる事例をお見せします。
こちら落下で背面パネルを割ってしまったiPhone14ProMaxの中に搭載されていたバッテリーです。
写真を撮るのがちょっと遅くしぼみ気味になっていますが、お客様が端末を修理に持ち込んだ際は、もっと膨れていてフロントパネルを押し上げて破損させる程膨れていました。
背面パネルが割れた後もフロントパネルに問題は出ておらず、その後仕事中に充電していて気がついたら、発熱しながら膨張し始めたそうです。
こういったダメージでバッテリー内が傷んだりしてイレギュラーにこういった事も起こります。
今回は、背面割れも絡んでいたので画像を見ていただければ解りますが、ところどころ白く変色したり、凹みが出来上がってる部分が有ります。
その部分に実は割れた背面ガラスが刺さっており、今回は表層だけ破片に貫かれていて出火には至りませんでしたが、2層目も貫通していればそのまま激しく火が出て端末は燃え尽きていたと思います。
こういう事が起こりにくい様にいろいろな耐久実験を経て世の中に出てくるものでは有りますが、こういったレアケースが発生してしまう可能性も有ります。
ただ、落として割れただけ・・・といっても本体全体に多少なりともダメージが入るわけですから軽く見ずに症状が何か出現したら最寄りのAppleさんの修理窓口かiPhoneの修理を行っている修理屋さんに相談してみましょう。
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